ラスベガスのホテル 5

4)番外編
ラスベガスが今よりももっと元気だった15年ほど前、スロット・マネージャーを通して予約した TI (当時は、 Treasure Island )のスイート・ルームについてです。
ホテルは36階建てですが、マネージャーが取ってくれた部屋は31階のプレミア・スイートでした。
金額は、320ドル/1泊ほど、当時のレートでは38,000円程度でした。
部屋自体は、2枚ある扉を開けて入るとリビング・ルーム。
同じ空間にダイニングテーブルもあり、片隅にはウエット・バーも。
リビングの横に、また2枚扉があり、その奥がベッドルームになっていました。
部屋は、そこまで広くなく全体で95m2くらい。
居心地の良い空間でした。
そして、この部屋の何が素晴らしかったかというと、眺望です。
ラスベガスのメイン通りであるストリップは、南から北に真っ直ぐ進み mirage の先で東にカーブしていますが、TIは、そのカーブのところに位置しています。
実は3200室もある TI ですが、外観上、そんなに大きなホテルに見えません。
これは、デザイン的に意図したもので、スタンダード・ルームで換算すると横2部屋x縦2階分で1つの窓になっています。
これが理由で大きな建物に見えないのですが、そのデザインによりプレミア・スイートでは、リビングもベッドルームも、ほぼ床から天井、そして壁から壁の全面が窓ガラスになっているのです。
その上で、先ほど述べた「カーブのところ(突き当りみたいなポジション)」にあることで、ストリップが眼下に拡がる他のホテルでは得ることができない眺望を生み出しています。
例えば、Bellagio の湖側の部屋であっても、見えるのは湖と対面の Paris (とその両隣のホテルまで)。
ストリップ全体を見るためには、飛行機の中からかストラトスフィア・タワーに登るしかありませんが、タワーがストリップからやや離れているので、 TI の眺望にはかないません。
TI は、現在、独立系のホテルになっていますが(以前はMGMグループ)、特にホテルにこだわりがなければ、 TI のストリップ側の部屋で、なるべく高層階をリクエストするのもお薦めです。
2019年04月19日 17:44